【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『世界自閉症啓発デー2014・シンポジウム』 



3月29日に開催された『世界自閉症啓発デー2014・シンポジウム』に行ってきました。
毎年4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーで、4月2日~4月8日は発達障害啓発期間。それに先立つ本日、シンポジウムが行われました。今年が6回目だそうです。

テーマは『共に支え合う-みんなで作ろう、やさしい街を-』。

午前の部は、北海道芽室(めむろ)町、兵庫県明石市、千葉県柏市で導入されている行政サポートについて、各自治体の長からプレゼンテーションがありました。

芽室町では農業を通じた就労支援が行われており、動画でその様子を観ることができました。サポート体制のソフト面の成功例と言えそうです。兵庫県明石市の市長は、元NHKディレクターで福祉番組の制作に携わった経験があり、また、政治家として発達障害者支援法の制定に関与した経験もあるのだそう。こういった経験から、明石市のサポート体制制度は非常にしっかりしていて、人員も潤沢に採用・配属されているという印象でした。最後に千葉県柏市は、自閉症について全く知識のなかった市長が、ものの数年の間に街中にグループホームを設立させるようになったというお話でした。全く知識がなかったからこそ、先入観なしに多くを学び、様々な施策を導入できた、とも言えそうです。サポート体制のハード面が非常に特徴的でした。

どの自治体も工夫を凝らしたサポート体制を作り上げており、共通するのは「国や県ではカバーしきれないところをカバーしたい」という熱い思いでした。もちろんどの体制にもまだまだ改善の余地はあるとのことでしたが、工夫を凝らした実施例を知る良い機会になりました。

午後は、グループホームの経営団体や就労支援団体による活動レポートを聞くことができました。地域社会の中で様々な企業や個人と協力し、地域住民と障害者の幸せな共生を実現しようとする取り組みに頭が下がる思いでした。国や県でカバーしきれないところを地方自治体がカバーしようとするように、地方自治体がカバーしきれないところを市民団体がカバーしようとしている印象でした。

シンポジウム開会式で主催者あいさつにあった通り、発達障害は目に見えない障害だけに、「障害者差別解消法 (2013)」制定後も、偏見や差別の対象となってしまうことが多いのが現状です。より多くの人に発達障害のことを理解してもらうことで、障害者のみなさんが地域社会の一員として暮らし、その上で必要なサポートを受けられるような、そんな社会が実現するといいですね。そんなメッセージを、シンポジウムを通じて受け取りました。

実は私、去年もシンポジウムに行く予定だったんですが、当日は春の嵐とでもいいましょうか、あまりの荒天のため行くのを諦めてしまいました。今年は行くことができてよかったです。

最後になりますが、世界自閉症啓発デーの4月2日には、世界各地でランドマークが青くライトアップされます。日本では東京タワーが青くライトップされる予定です(ライトアップ式典も開催予定)。そういえば、明石市の市長さんは天文科学館をライトアップするとおっしゃっていたかな。近くにお立ち寄りの際はぜひチェックしてみてくださいね(^^)。
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カテゴリ: 【7】 よもやま話

テーマ: 心理学いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2014/03/30 Sun. 18:06    TB: --    CM: --

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