【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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JTF翻訳セミナー: 即戦力がつくグローバル・ライティング 

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3月13日に開催されたJTF翻訳セミナー「即戦力がつくグローバル・ライティング」に参加しました。
即戦力がつく英文ライティング』の著者であり、慶應義塾大学ビジネス英語担当講師・慶應義塾大学外国語教育研究センター所員である日向清人氏による、「英語らしい英文」の作成技術セミナーでした。

このセミナーのポイントは、「英語らしい英文を書くためには、意味的な『つながり』と『まとまり』が必要である」ということ。

日本で教育を受けた人間による英作文には、「意味的なまとまり」や「筋の通った流れ」が不足していて、英語ネイティブがその作文を読むと「???」となってしまう場面が多いのだそうです。これは、日本人による英作文が、米国教育機関で標準的に教えられている「基本的な段落の構成」や「基本的なエッセイ/論文の構成」から大きく逸脱しているため。では、なぜそのような逸脱が発生するのかというと、私たち日本人は、日本語で書かれた文章を読む時に、そこに意味的なまとまりや筋の通った流れがなくとも、なんとなくすらすら~と読めて、違和感なく理解できてしまうからなんですって。(個人的には、どちらが良いとか悪いとかではなくて、文化とか言語処理方法の違いなのかな?と感じましたがどうでしょう。)

結果、すらすら~と読めちゃうその日本語をそのまんま英訳(というか英語に変換)すると、読み手である英語ネイティブは「で、何が言いたいの?」と感じてしまうことになるんだそうです。

では米国人(というか英語ネイティブ)が読んですっきり理解できる文章を書くためにはどうすればよいのかというと、「ディスコース」と呼ばれる「複数の文の総合的な運用」が必要です。具体的には、文脈、状況、ジャンルに合った複数のメッセージや文を、つないでまとめることを意味します。そしてディスコースを通じてこそ、私たちは持てる英語能力や知識をいかすことができるとのことでした。

そこでセミナーでは、英作文演習を通じて一つの文から次の文へとしっかりと意味をつなぐ練習をしました。意味的にしっかりとつながった文は意味的なまとまりのある段落になり、意味的なまとまりのある段落が意味的なつながりを持つことで、意味の通じる文章ができ、効果的なコミュニケーションを確立することができるのですね。自分が翻訳する論文もきちんとそうできているかな?と考える良い機会になりました。

今回のセミナーは翻訳技術そのもの云々というよりは英文ライティングのお話でしたが、日本語の論文を英語に訳す仕事が多い私には、学ぶことが多かったです。正しい文法とか適切な単語選択は、もちろん大切です。でも、そこをしっかりおさえた上で、段落とか、段落同士のつながりなんかにも、もっともっときちんと目を配らなければと感じました。よりよい訳文にするためには、私自身がこの「ディスコース」を学んで、執筆者さんにもっといろいろ提案できるようになることも必要ですね。がんばろう。

この日は日向さんの著書をカバンに忍ばせ、休憩時間中にしっかりサインいただいてきちゃいました。これからしっかり読んで勉強します!

最後になりましたが、トップの写真はセミナー前に他の参加者さん達と行った「麹町カフェ」でのランチ。ランチメニューは日替わりで肉料理、魚料理、パスタ料理など数種類提供されていて、これは3月13日のメニューからポークのローストです。春野菜を使ったスープ仕立てになっていました。勉強前はしっかり食べなきゃね!

そしてランチの〆は、とてもかわいいデザート。

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このお店は数年前に一度だけ行ったことがあるのですが、その時は夜でした。今回はお昼だったこともあって店内の様子が良く分かり・・・ますます好きなお店になりました。また行きたいな。
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カテゴリ: 【5】 翻訳・語学 

テーマ: 翻訳いろいろ - ジャンル: 就職・お仕事

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Posted on 2014/03/19 Wed. 00:45    TB: --    CM: --

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