【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『Fast Food Nation』 



Eric Schlosser 著の「Fast Food Nation: The Dark Side of the All-American Meal」を読みました。

みなさん、ファストフード、好きですか?

現在、世界中にある膨大な店舗数により、世界中の雇用を支えていると言っても過言ではないマクドナルド。そして、マクドナルドの他にも星の数ほど存在する、ファストフードフランチャイズ。

今は街中にあって当たり前のファストフード店舗ですが、もちろんそれには歴史があるわけで、この本ではまず、ファストフード店の生い立ちや、ファストフード店にジャガイモ(後に冷凍フライドポテト)やハンバーガー用ビーフパティ、その他食肉を納品する会社の生い立ちが説明されます。

そして、話題は現代のファストフード業界へ。つまり、この本の本題へ。

ファストフード店で働く人々の労働環境は? 賃金は? 米国でのファストフードの消費量は? ファストフードと肥満の関係は? ファストフードがおいしく感じられる秘密とは? ハンバーガーのビーフパテの安全性は? O-157による食中毒が実際に発生した時の、ファストフード業界そして政府の対応は? それでは、ビーフパティが出来上がる前段階、食肉処理工場とはどんなところ? その労働環境は? どんな人が働いているの??

このような質問に対する回答が、慎重かつ緻密に進められた取材を元に用意されています。そして、これら回答への補足情報として、目を覆い耳を塞ぎたくなってしまうようなエピソードも、少なからず収録されていたりします。もともとファストフード業界の問題を指摘することを目的とした一冊ですから、読者の私の心には自然と、「そ、そうなんだ(悲)」とか、「まじで! (驚)」とか、「そんなのありえない! (怒)」ナドと、読み進めるにつれて、色んな感情が沸き起こってきちゃいます。もちろん、こうして読者の気持ちを動かすことが作者の狙いなのだろうとは思いますが、それにしても本を一冊読むのに、これだけ色んな感情を持つ事になるとは私自身予想していませんでした。

この本は米国ファストフード業界を主題として扱っているので、日本に暮らす私達からすればいわば「対岸の火事」なのかもしれません。でも、日本でもファストフードは今やとても身近な存在ですから、その生い立ちや舞台裏を、ちょっぴり知っていても損はないかなと思いました。

この記事を書くにあたって軽くググってみたところ、この本が映画化されていることを知りました。私の記事よりも、こちらのトレーラー観てもらう方が分かりやすかったりして(^m^)。

この本には、日本語翻訳版もあるようです(「ファストフードが世界を食いつくす」)。「食の安全」に興味のある方がいらっしゃったら、ぜひ一度手にとってみてはいかがでしょうか。
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カテゴリ: 【6】 読書あれこれ

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Posted on 2012/11/28 Wed. 18:47    TB: --    CM: --

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