【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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こつこつ 

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iPhoneアプリ「Meditate」を使い始めて365日経ちました。
昨年ヨガを始め、その数か月後に瞑想の練習を始めてみました。とは言っても全くの初心者だった私は、まずは瞑想の概要を知るために宝彩 有菜 著の「始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ」を読み、その後3週間「音声ガイドを聴きながら瞑想を練習する」というプログラムで基礎の基礎を学び、ようやく自主練(?)としてアプリの使用を開始した感じになりました。

で、アプリの使用を開始してからの日数カウントが、先日365日を超えました。もちろん毎日瞑想できたわけでは全然ないですが、それでも1回15分や20分という比較的短い時間の積み重ねが、いつの間にか56時間という時間になっていました。

56時間って長い時間です。「1週間あげるから56時間何かして」と言われても、かなり無理な感じがします。でも、ちょっとずつこつこつと積み重ねていけば、この56時間には、いつかたどり着けるんですね。そんなことに改めて気付きました。

そう。ちょっとずつ、こつこつと。

なんでもそうですよね。勉強だって、趣味だって、仕事だって。目に見えないようなジリジリとした前進と、ガツンとショックを受けるような後退を繰り返して、ふと振り返ってみれば、スタート地点は自分の後方遥か彼方。とんでもないところまで来ちゃっていたりしますよね。

そしてそこまで来たからこそ、「ああ、スタート地点で言われたアレは、そういう意味だったんだ」なんてことが理解できるようになっていたりしますね。

私は翻訳を仕事にしているんですが、最初の頃は納品した原稿に対して、しょっぱいフィードバックをたくさんいただきました。品質にご満足いただけず取引が終わってしまったお客様もいらっしゃいました(直接何かを言われたことはないですが、取引が続かなかったということはきっとそういうことだと思います)。私と20年近くチームを組んでくれているネイティブチェッカーからは、容赦なく厳しいコメントを毎日のように受け取っていました。そして、当時の私はそれを読んで、「ってことは、ここをこうしてこう直せばいいのね?」とただ単純に文字を足したり削ったり動かして、分かったつもりになっていました。

でも、ちょっとずつ色んな仕事を任せてもらえるようになり、たまにセミナーに勉強しに行ってみたり、参考になりそうな文献を読んでみたりしているうちに、あのフィードバックやコメントの意味が、体で理解できるようになったと思える日が来たんです(うまく表現できないけどそんな感じ)。「ここにある単語はいらない、この単語はここに移動」みたいな単純なことじゃなくて、あのフィードバックやコメントは、「翻訳っていうプロセスにはこういう考え方が必要なんだ、こうやって脳みそを使わなきゃいけないんだ」というメッセージだったんです。私は葉っぱをちょいちょいいじるんじゃなくて、土壌から見直さなければいけなかったんですね。

さっきの瞑想のお話に少し重ね合わせてみると、ちょっとずつの経験(まあ失敗ばかりですが・笑)があったからこそようやく理解できたわけで、これから不眠不休で翻訳すれば3か月間で同じ理解にたどり着けるかというと、私には難しいかなと思います(可能な方も多くいらっしゃるとは思いますが)。

そう考えると、ちょっとずつこつこつと続けるって、大事なことなんだなあとしみじみ思うわけです。

例えば数か月間、自分では全く進歩を感じられなかったとしても、そこからふと振り返れば、スタート地点から結構な距離来ていることに気付くかもしれませんよね。そこで「おおっ!」って思えたら素晴らしいことだし、そこからまたもう少し頑張ってみてもいいかなと思えたらそれもまた素晴らしいことだと思います。

そんなこんなで瞑想1年。

まだまだ初心者、まだまだ練習。

来年の今頃にまた、「思えば遠くに来たもんだー!」と思えたら嬉しいな、などと思ったのでした。
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カテゴリ: 【7】 よもやま話

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Posted on 2013/08/12 Mon. 01:04    TB: --    CM: --

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