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『Dog Is My Cotherapist - Can animals help children with autism?』  

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Psychology Today 2013年3月26日付の記事『Dog Is My Cotherapist - Can animals help children with autism?』を読みました。

ASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ子どもに対する、動物介在治療についての記事です。
米国での調査結果だと思いますが、この記事によると2008年時点で88人の子どもに1人、そして54人の男児に1人が、ASD(自閉症スペクトラム障害)という診断を受けているそうです。驚くことに、その2年前に比べると患者数は倍増したのだとか。この数値につながる診断内容や方法については様々な意見があるとは思うのですが、それを差し置いても、「珍しい病気」という感じではありませんよね。

そんなASDですが、治療法はまだまだ確立に至っていないのが現状のようです。行動療法を取り入れたとしても発症時の症状が軽くなければ効果がなかったり、投与できる薬があっても副作用がひどかったりするのだそうです。

そういった状況で、この記事では、現在導入が増えている動物介在治療についての概要が紹介されています。日本国内の現状は分かりませんが(『自閉症』『動物介在』といったキーワードでGoogle検索してみましたが、ざっと見たところ該当するようなサイトは数えるほどあったかなかったか... 探し方がダメだったのかしら?)、米国では自閉症の子どもを持つ親の4人に1人が、動物介在治療を試したことがあるんだそうです。

動物介在治療の効果は既に認められていて(私もたまたま先日、Marguerite E. O'Haire 著の「Social Behaviors Increase in Children with Autism in the Presence of Animals Compared to Toys」という論文を読んだばかりです)、考えられる理由として、(1) 患者は人間とのコミュニケーションを回避する傾向にあるが動物ではその限りではないかもしれない、(2) 動物は人の感覚や情動を刺激する可能性がある、(3) 動物の存在がストレスを緩和する可能性がある、という3項目が挙げられています。

肝心の治療結果ですが、同じくMarguerite E. O'Haire 著の別の論文によれば、「患者はより頻繁に言語・非言語コミュニケーションを取り、攻撃性の低下を見せ、より幸せそうで、より頻繁に微笑んだり声を出して笑ったり」したそうです。

ただ、だからといってどんな動物でも良いわけではなく、介在方法も何でもいいわけではありませんよね。記事の締めくくりとして、動物介在治療に取り組む際の注意書きが、7つ挙げられていました。動物も、動物を取り扱う人も、きちんと認可を受けていること、治療計画をきっちりと立てて治療の進捗をきちんと測定すること、動物を怖がったりした場合の対処を考えておくこと等々です。どの動物を使うかについては、この記事によれば犬や馬が起用されることが多いみたいですね。

この記事は患者が子どもの場合に特化したものなので成人については分からないのですが、それでも、試すことのできる治療方法が増えるというのは、心強いことではないかしらと思います。
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カテゴリ: 【4】 心理学 

テーマ: 心理学いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2013/06/24 Mon. 13:06    TB: --    CM: --

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