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『ひょっとして認知症?』 (朝日新聞 アピタル) 【その3】 

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朝日新聞の医療サイトアピタルの『ひょっとして認知症?』シリーズを、引き続き読んでいます。
第57回目の記事『《57》 赤ん坊のぬいぐるみが効く』から第60回目の記事までは、幼老統合ケアというトピックで、赤ちゃんの人形を使った人形介在介入や、学童保育の子どもによる認知症患者グループホーム訪問といったケアが紹介されています。赤ちゃんの人形とともに、「この子のためにも○○しましょう」という言葉で役割感を与えることで、認知症患者さんの徘徊や対人トラブルを減らすことがてきるケースもあるようですね。

第61回目の記事『《61》 住み慣れた地域で密着型サービスの模索』から第71回目の記事では、地域密着型介護サービスや、地域ぐるみのサポートについて、現状、今後の展望、そして課題が説明されています。第61回目の記事で紹介されている「小規模多機能型居宅介護」は、新しい地域密着型サービスなのだそうです。通い(デイサービス)を中心として、訪問介護と泊まりサービスも(患者の様態や希望により)提供するこの介護形態は、それぞれのサービスをそれぞれ違う施設で受けなければならないという現状への打開策になるのかもしれませんね。

記事によれば、認知症高齢者数は2012年に300万人を超えたのだとか。そして、これからも増えていくと予想されています。そうすると地域医療としては、こういった高齢者の長期入院の見直しと、在宅医療と介護の充実が必要、そして重要になるのでしょうね。そういった意味で、上記のようなサービスを含め「地域包括ケアシステム (海外ではcommunity-based integrated careと言われるそう)」が求められる時代が来るのだと書かれていました。ちなみに地域包括ケアシステムは、介護保険サービスや行政サービスのような「フォーマルケア」と、家族、友人、ご近所さん、ボランティアといった「インフォーマルケア」で構成されているのだそうです。

ところで、介護は介護をする人がいてこそ成り立つものですが、介護側に対する物理的そして精神的ケアも必要ですよね。第65回目の記事『《65》 介護のために離職する人は5年で57万人』には、その時が来たら「介護はプロの手に任せるなどし、自らは介護サービスの調整役に徹し」て、真っ先に「介護と仕事を両立できる環境づくり」をするべきだと書いてありました。そして続く第66回目の記事『《66》 「感情労働」という言葉に疑問』では、介護サービス提供者の心理的負担について(少しだけだけど)問題が提起されています。

さて、第72回目の記事『《72》 物忘れがひどくなったら』から第77回目の記事までは、これまでのケア関連の話題から変わって、軽度認知障害について書かれています。認知症ではないけれど、正常の老化が原因とは言えない知的レベルの低下、と定義されていて、アルツハイマー病の診断が下る数年前に見られることが多いのだとか。第72回目の記事では軽度認知障害の診断基準が紹介されていますが、認知症かどうかは、生活自立能力の有無が判定の決めてになるのだそうです。少し興味深かったのは、「リバート率」という言葉。軽度認知障害と診断された後に、知的に正常と判定されることがあって、これをリバージョンというのだそうです。で、その判定を受ける率がリバート率ですね。確率は高めで、リバートする患者さんはみんな、健康維持とかボケ防止とかの取り組みをしていたそうです。勉強するとか、ハイキングするとか、そんな感じですかね。私も心掛けよう...。

そして第78回目の記事『《78》 発症を5年遅らせられたら―』から第91回目の記事までは、アルツハイマー病の予防についてです。これは興味ありますよね。予防には、有酸素運動、栄養補助剤の摂取、30分以内の昼寝が良いのだそうです。有酸素運動は、海馬の増大や空間記憶力の向上につながるんですって。栄養についてはよく魚の資質に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)が良いと言われたりしますが、摂取にはお刺身が一番効率的なのだそう。調理をするとどうしても、DHAが煮汁とか油に出てしまうのですね。昼寝は、ウトウトする感じで30分以内が良いとありました。逆に2時間以上の昼寝ってアルツハイマー病発症の危険因子なのですって。これは要注意...。そうそう、認知症予防からはちょっと外れるけど、第87回目の記事には、脳を活性化させるための行動例なんかもありました。今後の参考にしようと思います。

さて、最後になりますが、第91回目の記事にはアルツハイマー病予防トピックのまとめとして、こんな風に書かれていました。

「中年期以降の食事や運動などのライフスタイルが大きな影響を与える。まとめると、肉ばかりでなく魚と野菜主体の食事を腹7分目くらい食べ、ポリフェノールをたくさん含む緑茶や赤ワインを飲み、毎日30分以上運動し、楽しく頭を使い、大いに笑って、高血圧症や脂質異常症をきちんと治療する予防策を組み合わせていけば、アルツハイマー病の発症を5~10年遅らせることが可能となる。遅らせている間に寿命が来れば発症しないですむのであって、一生の間予防する方法はない。」(山口晴保:脳神経科学に基づく認知症の脳活性化リハビリテーション. 老年看護学 Vol.15 10-15 2011)

そう、予防って、発症を遅らせることでもあるんですよね。これは考えたことなかったです。なるほど!

今回も認知症について、色んな観点から色々学べて楽しかったです。
また引き続き読んでいきたいと思います!
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カテゴリ: 【3】 認知症 

テーマ: 認知症いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2013/04/07 Sun. 21:24    TB: --    CM: --

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