【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝』 



レスリー・デンディ & メル・ボーリング 著の「自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝」を読みました。

私達が今この時代に、安全で健康に暮らせるのは、命知らずの勇者達のおかげなんですね。
何でもそうですが、現在私達が持つ知識や経験は、過去の誰かの知識や経験に基づいたものであり、その過去の誰かの知識や経験は、それまたそれ以前の誰かの知識や経験に基づいたものであります。それじゃあ、始点はどこにあるの? この本では、その始点となるべく自らが実験台となった、勇気ある(っていうか命知らずな)医者や科学者が紹介されています。ちなみに本書あとがきによると、実際に自分の体を使って様々な実験や測定を行った医者や科学者は非常に多いそうですが、この本紹介されているのは10のエピソードです。

自分に病原菌を感染させてみたり、室温をどんどん上げて人体がどの程度の高温にまで耐えられるのかテストしたり、炭鉱内の空気サンプルを実際に吸うことでそれが安全な空気かどうかを判断したり・・・実験者が無事だった例もあれば、残念ながら命を落としてしまう例もありました。

現在の科学や医学の観点から考えれば、どの実験も本当に無謀で「なんでそんなことしちゃうのー!?」と思わず本に語りかけてしまいそうですが、彼らの勇気があったからこそ、その行動がデータとなり、今の私達の生活を健康にそして安全に支えてくれているのですね。

ハラハラしたり、悲しくなったり、感動したり、感心したり。どのエピソードもそれぞれの実験者の思いが詰まっていてとても興味深かったです。もちろん専門用語なんかも使われていますが、全体的に非常に分かりやすく書かれているので、専門知識がなくても楽しめる一冊だと思います(^^)。
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カテゴリ: 【6】 読書あれこれ

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Posted on 2012/11/03 Sat. 18:43    TB: --    CM: --

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