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【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『堂々と逃げる技術』 


中島 輝 著の『堂々と逃げる技術』を読みました。

「逃げたい」と思うのは「追い詰められた」と感じる時。でもそこですべての人がさっさと逃げられるかというと残念ながらそうでもなく、また、追い詰められたと感じるところまで自分を持って行ってしまったという自覚が足りない場合もなきにしもあらず、です。

本書の目的は、
・追い詰められるのは、他人に合わせて生き続けた結果と認識し、
・「逃げられない」のではなく「逃げない」自分であることに気付き、
・逃げない自分を作っている「不安」「怖れ」「自信のなさ」と向き合い、
・逃げるというのは、本来の自分に戻る作業であると理解し、
・具体的に「何」から「どう」逃げるべきかを検討する

・・・ということを通じて、最終的に、追い込まれない自分を創ることです。

ただただがむしゃらに逃げても、根本的な解決にはなりません。なぜ自分がそこまで追い込まれたのか、つまり、なぜ自分はそこまで「逃げないことを選択したのか」をしっかり分析し理解しておかないと、結局、「逃げないことを選択する自分」が理由で何度でも追い詰められることになってしまいます。

たとえば、自分が周りとの調和を重視するタイプだと、自分が被害を被っても波風が立たないような選択肢を選ぶ傾向があるために、逃げてトラブルの原因になることが怖いと感じるかもしれません。毎日平穏無事に過ごしたい安定重視型の人は、逃げることで人生に変化が生まれると思うと不安になり、逃げないことを選んでしまうかもしれません。

将来追い込まれない自分を創るには、自分が持つ価値観のタイプ(調和を重視するタイプとか、安定を重視するタイプとか)をまず理解し、その価値観が「逃げる」というアクションをどう阻害しているのかを検討することが必要です。本書には自分の価値観を知るワークとしてセルフチェックが収録されているので、参考になると思います。

「理不尽だと思ったら逃げよう!」とか「ブラック企業から逃げよう!」とか「つらかったら逃げよう!」と言う風に、近年やっと少しずつ、社会が「逃げること」に寛容になってきたような気がします。でも、周りがただただ「逃げよう!」「逃げて!」といったところで、残念ながらそう上手くいかないこともありますよね。本書を読むことで、そこには外的要因のみならず内的要因もあり、当事者においては、「内的要因がある」と自覚することが「逃げる技術」習得への重要な第一歩であることが理解できると思います。

逃げるということは、本来の自分を取り戻す作業です。本来の自分になるのに、躊躇も罪悪感もいらないはずです。堂々と、逃げましょう。堂々と、自分を取り戻しましょう!この本が、それを手助けする具体的な方法とアイデアを提供してくれます。きっと参考になると思います。

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カテゴリ: 【1】 人間関係 

テーマ: モノの見方、考え方。 - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2018/07/17 Tue. 11:10    TB: --    CM: --

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