FC2ブログ

【自分メモ】

気持ちがちょっとラクになるのをお手伝いできるかもしれないブログ。

10« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»12

『ヒトラーに抵抗した人々 - 反ナチ市民の勇気とは何か』 


對馬 達雄 著の『ヒトラーに抵抗した人々 - 反ナチ市民の勇気とは何か』を読みました。


暴虐の限りを尽くすナチ政権下で、ユダヤ人の亡命や潜伏を助けた一般市民がいました。ナチ政策に反対し、ヒトラーの暗殺を企てた反ナチ将校グループが存在しました。本書は勇気ある反ナチ市民の活動内容とその結末を紹介するものです。

ユダヤ人の救援には、隠れ家のみでなく、食料、医薬品、処方せん、各種証明書、文書の改ざんなど、多方面にわたる支援が必要とされました。その全てが秘密裏に手配、提供されなければならず、もちろん、すべての行為に命の危険がつきまといました。本書では、救援活動の詳細だけでなく、救援に関わった市民の信念、苦悩、そして苦労を知ることができます。

ヒトラー暗殺計画は、少なくとも40回は企てられたそうです。その中で本書が焦点を当てるのは1944年7月20日の暗殺未遂・クーデター未遂事件です。「ドイツを(そして世界を)救うにはヒトラーを倒し、一刻も早い終戦(連合国との和平)が必要だ」と考えた反ナチ将校グループが、どのような経緯で暗殺計画の実行に至ったかが描かれています。

当時、大部分の市民がユダヤ人の迫害を見て見ぬふりするか、潜伏先の密告という形で結果的に迫害に加担してしまっていました。ユダヤ人を匿うことは、死刑に値する犯罪行為でした。では、もし自分があの時代に生きていて、暴力的な迫害を目の当たりにしたら?私は、ほかの救援者とともに行動を起こせていたでしょうか。

「もちろん!」と言いたいのはやまやまですが…。

「勇気を出して正しいと信じた道を進もう」なんて言葉はよく見聞きするし、言うのもとても簡単です。自分がそうできる人間だと信じるのも、わりと簡単です。でも、その勇気が本当にあるのかどうかは、ちょっと情けないかもしれないけれど、試される瞬間に「あってほしい」と願うしかなさそうです。

本書を読み終えてしばらく経ちましたが、今でも心の中で「私だったら…?」と自分に問い続けています。

関連記事

カテゴリ: 【6】 読書あれこれ

テーマ: モノの見方、考え方。 - ジャンル: 心と身体

[edit]

Posted on 2018/04/06 Fri. 18:36    TB: --    CM: --

Greetings!

Categories

Recent entries

Archive

My bookshelf

Search in this blog

Send mail

Stuff You Might Like