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【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『価格の心理学』 


リー・コールドウェル 著の『価格の心理学』を読みました。

「価格に対する顧客心理をビジネスに生かす方法」の解説書。企業向け価格戦略研修用マニュアルの、一般読者向けペーパーバック版です。


本書は「チョコレートティーポットカンパニー」という架空の会社の物語。商品「チョコレートティーポット」(←名前だけでもうすでに美味しそう!)を開発し、その販路をスーパーやカフェに求めるところからスタートします。

私たちが物の値段を見ながら「あれは高いな」とか「これはおトクね」と感じる背景には、これまで習慣的に繰り返してきた購買行動(と思考)や比較対象となる類似商品(売る側にとっては競合商品)の値段などがありますね。そういった場合、新規市場参入者の価格戦略としては、これまでの習慣の枠に収まらない独自の価値を商品に付与したり、競合の値段と比較することが難しくなるような売り方を考えたりする必要が出てきます。

これらを実現する手法には主に「アンカリング」「おとり戦略」「バンドリング」などがあり(もちろんその他にもたくさん!)、チョコレートティーポットカンパニーが販路を広げ、顧客も一般消費者か最終的には法人まで拡大していくというストーリーに沿って、それぞれの詳しい解説を読むことができます。各章の終わりには「実践してみよう」というセクションがあり、各章で学んだことを自分のビジネスにあてはめて考えていくことができます。

また、上述の直接的な価格戦略だけでなく、本書には、顧客の財布のひもをゆるませる手法として、無料(フリー)の活用、代金後払いシステムの導入、売り上げの一部寄付なども紹介されています。どれもなるほどと納得するものばかりです。(無料(フリー)の活用については、クリス・アンダーソン著の『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』が詳しく、おススメです←Kindle Unlimited対象だし♡)

最後まで読んでみて、今後いろんなお店に立ち寄った時に、そこでどのような価格戦略が導入されているのかを考えてみるのが楽しくなりそうな気がしました。もちろん、自分の仕事にこの本の情報をどう生かすことができるのかを考えてみるのも楽しそう!

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カテゴリ: 【4】 心理学 

テーマ: 心理学いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2018/02/04 Sun. 14:37    TB: --    CM: --

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