【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』 


長沼 睦雄 著の『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』を読みました。

人が何を欲しているのか、探しているのか、嫌がっているのか… そんなことが「自然に」分かってしまったりしませんか?「とてもよく気が付く人だ」と人に言われたりしませんか?人の機嫌が悪いと、なんだか自分までどんより気分になってしまいませんか?

ちょっとしたことにクヨクヨしちゃったり、敏感に反応してしまったり。そんな自分に困ったり疲れたりしていませんか?

アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士は、このような悩める人々を調査・研究した結果、「HSP」という概念にたどりつきました。HSPは「Highly Sensitive Person」の略。日本語にすると「とても敏感な人」です。

博士は、HSPは「気質」であるといいます。「気質」とは先天的な行動特性であって、刺激に対して動物がどう反応するかを示します。ちなみに「性格」は、気質を土台とした行動や意欲の傾向を意味します。HSPは、気質です。だから日常さまざまな事に敏感に反応してしまうのは、仕方のないことです。

ただ、世の中は大まかに「非HSPが80%以上で残りがHSP」という構成比率であるために、「非HSPが"普通"で"好ましい"」という空気になっています。そのため、HSPにとっては、なにかと「生きづらい」世の中なのではないかと思います。とはいえ、どうにかして何とかなるものでもないのが「気質」でしたね。このような状況でHSPにできるのは、少しでもラクに暮らすための戦略を立てること。それにはまず「自分はHSPだ」と認めること、そしてその上で「対策を練る」ことが必要です。

以前、内向型に関する本をこのブログで紹介しました(その時の記事はコチラ)。この世の中は75%が外向型であるために、「外向型が"普通"で"好ましい"」という空気ができあがっています。内向型はこの空気の中で生きていかなければならない、というお話をしました。この時もやはり、内向型がこの世界で少しでもラクに生きていくには、まず「自分は内向型だ」と認め、その上で「対策を練る」ことが必要だということを学びました。

どちらの場合も、はじめの一歩は、自分を知ること。この本には自分がHSPかどうかを知ることができるチェックリストがあるので、機会があればぜひ。ちなみにHSPの70%程度は内向型なのだそうです。

説明が長くなりましたが、この本ではHSPの典型的な日常エピソードとその解説、HSPが少しでもラクに生きるためにできること、最後に、自分の身近な人(お子さんとか)がHSPかなと感じた時に役に立ちそうな情報など、HSPもその周囲の人も読んで学べる内容になっています。

HSPが気質であると理解できるだけでも、当事者の気持ちはラクになると思いますし、自分のことを周囲に説明して少しでも理解を得られれば、日々の生活がさらに少しラクになるかなと思います。


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カテゴリ: 【1】 人間関係 

テーマ: 心理学いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2017/09/04 Mon. 16:37    TB: --    CM: --

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