【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『認知症を生きる』 



クロワッサン特別編集 『認知症を生きる』を読みました。

結論から書いてしまうと、多くの人に読んでほしいし、多くの人に読まれるべき一冊だと感じました。

一番の理由は、「あ、認知症ってそういう感じなんだ?」と思うことができるから。認知症って多くの人にとって、「認知症ってこうなっちゃうんでしょう?こわいわー。」という感じの病気だと思うんですが、ページを追うごとにその固定観念がガラガラと崩れていくのを感じることができるはずです。そしてそのための大きな役割を担っているのが、本誌に登場するメモリークリニックの医師の言葉・・・よりもむしろ、メモリークリニックに訪れる当事者さんたちの言葉です。

この本には、認知症を発症した年齢も、家族構成も、認知症との暮らし方も異なる、多くの当事者さんが登場します。そして、ご自身の事について、ご家族について、自分を取り巻く環境について、ご自身の言葉で多くの情報をシェアしてくれます。

「認知症になると全てを忘れてしまう。何も一人でできなくなってしまう」というイメージを持ったまま本誌を読み始めると、そもそも「あれ?認知症でもちゃんと喋れるの?」というあたりからもう驚いてしまうのではないかと思います。ぜひそこで思いっきり驚いて、驚いたままそのまま読み進めて、本誌を読み終わる頃には「あ、認知症ってそういう感じなんだ?」と思うことができたら素晴らしいなと感じています。

本誌にはその他にも、認知症マメ知識として心にとどめておきたい情報が満載です。認知症についての基礎知識や新薬の研究といった情報はもちろんのこと、例えば脳トレってどうなのとか、ケアで大切なことは何とか、認知症の検査ってどんな感じなのとか。正直、そんなに分厚くないこの一冊に、これだけの情報がこれだけの密度で、しかも飽きることなく読める内容として提供されていることにビックリしてしまいました(失礼)。

認知症について医師が書いた本は多く、最近では当事者さんが書いた本も見かけるようになりました。この『認知症を生きる』は、両者の言葉に同時に触れることができる、貴重かつおトク(!)な一冊です (^ ^)。



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カテゴリ: 【3】 認知症 

テーマ: 認知症いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2017/03/14 Tue. 00:40    TB: --    CM: --

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