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フリーランス翻訳者の読書メモ

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『古代ローマ帝国1万5000キロの旅』 

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アルベルト・アンジェラ 著の『古代ローマ帝国1万5000キロの旅』を読みました。


少し前に読んだ『古代ローマ人の24時間―よみがえる帝都ローマの民衆生活』 (その時の記事はコチラ)の著者による古代ローマ帝国シリーズ(?)第2弾です。

第1弾は、古代ローマ帝国が勢力をもっとも拡大していた時代のとある火曜日にスポットをあて、首都ローマに暮らす人々や街の様子を探るというものでした。

今回の第2弾は、その翌日。一枚の硬貨を追って、ローマ帝国統治下にあった地域をめぐる旅に出発です。ローマで作られた硬貨がイギリスとスコットランドの境目の地域に運ばれ、そこからいろんな人の手を介してフランスに行ったかと思えば一度ローマにもどり、その後はスペイン、アフリカ、エジプト、果てはインドをかすめ、アテネ経由で最後はまたローマへ。長距離に及ぶ硬貨の移動はたいてい商人を乗せた船の移動に伴うものですが、地域内の移動は、スリ、奴隷、娼婦、医者、軍人、歌手、ギャンブラーとさまざまな人間の手を介して行われていきます。もちろんその都度それぞれの人物の人生を垣間見るわけですが、全員が実在した人物だというのがこの本のスゴイところ。本書は、長年に渡る碑文、墓碑、古代文献の研究成果の賜物で、これら登場人物がどのような人だったのかだけでなく(ちなみに外見まで判明している人もいるのだとか!)、それぞれの地域で当時どのようなことが起こり、どのような街がつくられていたのかまで事実に基づいた描写がされているんですって。すごい!

数年間におよぶ(硬貨の)旅の途中には、前作首都ローマで出会った人と再会して言葉を交わすような粋な演出があったり、トラヤヌス帝との出会いのシーンが用意されていたりして、ワクワクドキドキしっぱなし。ボリュームのある本なのですが「あっという間!」と感じてしまう1万5000キロの旅でした。それにしても、前作・今作と読んで思ったのですが、古代ローマの人々って現代の私たちと同じように、レストランで食事を楽しんだり、ジョークを言ったり(5世紀ころには「面白ジョーク集」みたいな本もあったそうな)、観光したり、愛する人に贈り物をしたりしていたんですねえ。というか、現代の私たちって古代ローマの人々とあんまりかわらないんですね(^ ^)。色んなものが発明されて安全で便利な世界になっても、「人の心」はいつの時代も同じなのかもしれないですね。

前作同様、今回も本当に楽しかったです。前作は1日が終わってしまうのがとても名残惜しく、今回は旅が終わってしまうのがさびしかった~!

さて古代ローマ帝国シリーズ、最新の第3弾は『古代ローマ人の愛と性』です (ゴクリ。当時のデート、結婚、離婚等々「愛」にまつわるあれこれを学ぶことができそうで、今から楽しみ!

  

元町の「ビストロ エルエラ」でディナーしてきました。

カジュアルにわいわいと美味しいお料理を楽しめる、素敵なお店でした♡ 機会があったらランチも行ってみたいな~♪

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カテゴリ: 【6】 読書あれこれ

テーマ: 読書いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2016/06/02 Thu. 10:00    TB: --    CM: --

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