【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『How We Decide』 

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Jonah Lehrer著の『How We Decide』を読みました。
1989年7月19日、アメリカ国内線の機体後方から突然の爆発音。その後間もなくして、3つある油圧系統が全滅してしまったことが判明。操縦マニュアルには様々なケースが想定されたトラブルシューティングがあるけれど、油圧系統が全滅してしまった場合についての項目は無し。このままでは機体は墜落してしまう...。しかし運航乗務員は冷静さを保ったまま、油圧系統に頼らず操作できる機能を駆使して、最終的にはなんとか不時着。その際に機体が大破炎上し多くの犠牲者は出てしまったが、市街地への墜落と言う最悪のケースは免れた。

・・・ 絶望的に見えるこの状況の中、運航乗務員はなぜ次々と正しい判断を下していけたのか?

世の中にはクレジットカード破産してしまう人が後を絶たない。「この商品、現金支払いで買いますか?」と言う質問に「いいえ」と答える人たちが、なぜか「クレジットカードなら?」と聞かれると「はい」と答えてしまう。そして、判を押すように、「だってあんなに安くなっていたんだもの。買わない方がバカだわ!」と言い訳をしたり、クリスマスシーズンだからとどんどんお金を使ったりしてしまう。結果的に借金がかさんでファイナンシャルアドバイザーに助けを求めている間にも、靴やらデニムやらをちょこちょこ買い続けてしまう。

・・・人はなぜ、支払えないような額のお金を使ってしまうのか? なぜクレジットカードなら「買っていいや」と判断してしまうのか?


私たちは生活の中で無数に物事を選択し、判断していますよね。例えば朝珈琲を淹れて飲む時のことだけを考えたとしても、なぜ他の物ではなくて珈琲を飲もうと思ったのか、なぜいつもと同じ分量の珈琲を作ろうと思ったのか、なぜこのマグに入れようと思ったのか、なぜマグを右手で持ったのか、なぜ左手で持ったのか、なぜ珈琲を飲みながら新聞を読もうと思ったのか...。考え出すとキリがないですね(笑)。

この本では、様々な場面で下された選択・判断の例が紹介され、そしてそのメカニズムが脳科学的に説明されています。どの例も興味深くてついついストーリーに引き込まれてしまいますが、引き込まれてしまったストーリーだからこそ、脳科学的な解説も「なるほど、なるほど」と、どんどん読めてしまいます。もちろん多くを学べる本でしたが、読み終わった直後の感想は「おもしろかったー!!!」でした。日本語版もあればいいのになあ (残念)。

あ、日本語版はないけど、洋書でKindle版なら、693円で買えちゃうみたい。これはお得♪
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カテゴリ: 【4】 心理学 

テーマ: 心理学いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2013/01/27 Sun. 14:50    TB: --    CM: --

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