【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『ビジネスに効く最強の「読書」』 



出口 治明 著の『ビジネスに効く最強の「読書」 本当の教養が身につく108冊』を読みました。


読み終わった瞬間に、頭の中に「なんということでしょう!」と言葉が響き、『劇的ビフォーアフター』のあの曲が流れてしまいました。

この本は、ライフネット生命会長兼CEOの出口治明氏がタイトル通り「ビジネスに効く」さまざまな書籍を紹介する一冊なのですが、まず出だしでやられちゃいました。こう書いてあったんです。

「私は本の虫です。無芸無趣味のナマケモノで、一緒にいて楽しい家族や友人がいて、普通にご飯が食べられ、楽しく酒が飲め、ぐっすり眠れたら、人生では後は何もいらないと心底思っています。そして、空いた時間は、もっぱら読書と旅に充てています。」

これ読んで私ったらおこがましくも、「わあ、仲間!!」と嬉しくなってしまいました。私は下戸だけど、その他の部分は「これ、私?」というくらい私(笑)。本題がスタートする前に著者にかなりの親近感を覚えてしまいました。えへ。

さて本の中身なのですが、ビジネス思考のベースを築くのに効果のありそうな本がたくさん紹介されています。それらは洋の東西を問わず時代を問わず本当に幅広いジャンルを網羅しているのですが、全体的には古典と歴史ものが多い印象ですね。内容はテーマごとに章が分かれていて、「リーダーシップを学ぶならこんな本」、「人間力を高めたいならこんな本」、「グローバリゼーションを理解するならこんな本」、「意思決定に悩んだらこんな本」などなど。バラつきはありますが各章10冊程度ずつ紹介されています。しかもその紹介文が、まるで読者に直接語りかけてくれているかのような雰囲気で、「まずはこれで全体像を把握し・・・次はこんな本で理解を深め・・・少し趣を変えてこんなのはどうでしょう?」といった感じで進んでいきます。自然にこの流れに乗っかって、ふと気付けばページをめくる手が止まらない~(笑)。

紹介されている本の中には私も読んだことのある本が含まれていたりして、それはそれで嬉しかったりしたのですが、読んだことのない本については「もう、今すぐ全部読んでみたい!」という気持ちです。これが、この本を読んで「なんということでしょう!」と思ってしまった理由です。

私、学生時代から歴史も古典も苦手というか食わず嫌いで、全くといっていいほど勉強経験も読書経験のないジャンルなんです。本屋さんでももちろん素通りだし、映画は好きだけど歴史がテーマになっている映画はなんとなく観ずに終わっていたり。それなのにそれなのに、なんということでしょう!この本を読み終えたらというか読んでいる途中から「私も!今すぐ!カエサルの本読みたい!」「古代ローマを知りたい!」みたいになっちゃいまして。もうほんと自分で自分にビックリ!

さて、本を買い、次の日にはアツい気持ちで読み終えてしまった私。その日のうちに「これを読みたい!」と心に決めたのが『ローマ政治家伝I カエサル』でした。さっそく買う気まんまんでAmazonをチェックしたのですが・・・よくよく見るとお値段なんとほぼ5,000円(汗)。そ、そうですよね、「文庫と新書ばっかり紹介します」だなんて、そういえば一言も書いてなかったです(><)。それにカエサルの後にはポンペイウス編も控えてる・・・。

そんなわけであくる日、市立図書館でカード作ってきました!(はやっ!) その日のうちに本、予約しました!(←今ここ)

ここまで私の心だけでなく体までも動かしてくれた本は、もしかすると今まででこれが初めてかもしれません。この記事を書いている今、予約した本がいつ読めるかなとワクワクしています。

ところで私これまでずっと、「会社の経営者さんたちってどうして古典読むんだろう?」って疑問に思っていたのですが、この本に答えがありました。

「本当に悩んでいるエグゼクティブが軽いものを読んで癒されると思うのは間違いです。 悩みに匹敵するような、ずっしりと重いものを読まなければ、どだい解決にはなりません。」

すとんと腑に落ちました。一般人とは別次元でビジネスを仕切り、時に悩み、時に難しい決断を下すような人たちは、自分と同じような次元や境遇に身を置いたり、少なくとも参考になるような教訓を残してくれた人物、つまり歴史上の偉人と呼ばれるような人物から学ぶしかないですものね。これに気付けただけでも、この本を読んだかいがあったかもしれません。

それにしても良い本と出会いました。なんとなく「次何読もう~?決められないな~?」と思いながらあれこれ検索して行き着いたのがこの本だったのですが、私の小さな小さな世界に風穴を開けてくれた一冊になりました。もちろん小説や心理学関係の本も大好きだし読み続けるけれど、そこにこれからは、歴史と世界を学ぶための本も足していけたらと思っています。
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カテゴリ: 【6】 読書あれこれ

テーマ: モノの見方、考え方。 - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2016/02/07 Sun. 10:00    TB: --    CM: --

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