【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

04« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

『一緒にいてラクな人、疲れる人』 



古宮 昇 著の『一緒にいてラクな人、疲れる人』を読みました。


同氏の傾聴本を立て続けに2冊読み、なんとなくその勢いで「傾聴とは離れたトピックのも試しに1冊読んでみよう」と手に取った・・・じゃなくてKindleにDLしたのがこの本でした。

本の最初は「基本編」として、一緒にいてラクな人とそうでない人を直接的に比較していきます。たくさん例はあったけれど、例えば、「一緒にいて疲れる人は自分をよく見せることに情熱をそそぎ、一緒にいてラクな人は自分の欠点をすなおに見せる」、とか、「一緒にいて疲れる人は自分が常に正しいと思っているのに対し、一緒にいてラクな人は異なる意見や価値観を認めることができる」、などなど。それぞれの詳細読んでみると、全般的には、自分にも他人にも寛容な器の大きい人が一緒にいてラクな人という感じでしょうかね。もし、「みなさんこんな人になりましょうね」とばかりに例えば「一緒にいてラクな人」の特徴ばかりがずらっと並んでいると理解が追い付かなくなってしまいそうだけど、この本では「ラクな人」と「疲れる人」が一対一で比較されているので、ありありとその情景を想像して納得することができます。いやあ、それにしても、「一緒にいてラクな人」への道は遠いなあ。読みながら「おっと・・・」と反省すること数回 (> <)。

これらの比較に基づき、次の章では、一緒にいてラクな人になるための具体的な言動を考えていきます。相手の名前を呼びましょうとか、穏やかに話しましょうとか。先日読んだ傾聴についても言及がありました。共感的に話を聞くというスキルは話し手に「この人なら分かってくれる」という安心感を与えることができるので、そこが「一緒にいてラクな人」につながるのでしょうか(と解釈したけどどうだろう)。

この後なんですが、「それでもうまくいかない場合」についての考察編です。ざっくりとまとめると、一緒にいてラクな人になるための方法(感謝するとか、人の良い面に注目するとか、人からもらうより先に与えようとか)をうまく実践できなかったり、そうすることに抵抗を感じたりするのは、自分自身の心の傷が癒えていないから、なのだそうです。それも、自分と親との関係性の中で生まれた幼少時代の心の傷が。例えば、親に傷つくようなことを言われて育ったり、愛情をそそいでもらえなかったり、関心を寄せてもらえなかったり、甘えさせてもらえなかったり。ツライ気持ちが傷となって無意識のうちに心に深く刻まれて、大人になってからはその傷を蒸し返されそうな場面に遭遇すると他人を拒否したり攻撃したりしてしまう、と。ふむふむ。つまり、まずは自分を大切に、それがあってこそ他人を大切にできる、ということらしいのですね。

ところで、ここからはかなり個人的なお話なのですが・・・
この章を読んでいたら、なんだかすごく、心がザワザワし始めました。

なんだろう。刺さる。刺さる。
なんか! 心に! めっちゃ刺さる!!

私はこれまで、両親と良好な関係を築いてきたと思います。何があったわけでもないし、ひどい扱いを受けたわけでもないし、「傷」と呼べるものも持っていないんだと思っていました。それなのに読み進むにつれて、これまで体験したことのないようなザワザワ感に心が浸されていくような感覚が。「なになになんなの?」と思ったままとにかく本を読み終え、時間をかけてこれまでの両親との関係をよーくよーく思い出してみたんです。

そしたら・・・

「思い出したくない」、「思い出したら親の期待を裏切るような振る舞いをしてしまう」、「そんなことしたら親が不幸になる」、「親に嫌われる」と、(たぶん)無意識に何重にもかけていた心のロックが一つ一つ音を立てて外れていって、これまで無理やり「なかったことにしていた」心の傷が見えてきちゃいました。(ちょっと辛かった。)

変な話ですよね。本の主題と微妙に離れたところで、なんか心理カウンセリングを受けたみたいになっちゃった(笑)。でもそのおかげで私は、心の中で、小さかった頃の自分をギュッとしてヨシヨシして、「私が親の期待通りに頑張ってもそうでなくても親は親で幸せだし私を嫌ったりしないよ。だからもう、安心して自由に生きていいんだよ」と言ってあげることができました。

というわけで、思いもよらぬ方向に突き進みながら一冊読み終えたわけですが、「一緒にいてラクな人」を目指してできることを少しずつやっていけたらいいなと思っています。どうなるかしら~?

  

少し前、川崎のIL PONOLOで両親とランチしました。川崎は乗り換えでしか使ったことのない駅だったので、イタリアの街をモデルにした「ラ チッタデッラ」にびっくり。こんな場所があるんですね~。歩いていて楽しかったです。レストランでのお食事も美味しく、楽しいひと時でした♡

20160110(2).jpg
関連記事

カテゴリ: 【1】 人間関係 

テーマ: モノの見方、考え方。 - ジャンル: 心と身体

[edit]

Posted on 2016/01/10 Sun. 10:00    TB: --    CM: --

Greetings!

Categories

Recent entries

Archive

Now on Instagram

Twitter

My bookshelf

Recommended books for you

Search in this blog

Send mail