【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

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『できる研究者の論文生産術』 



ポール.J・シルヴィア 著の『できる研究者の論文生産術―どうすれば「たくさん」書けるのか』を読みました。


研究者と執筆作業は切っても切れない関係にありますね。特に、研究結果や収集したデータを論文の形にまとめるのは研究者の重要なタスクであります・・・が、書くというのは難しい作業ですよね。ああ、もっと時間があれば。もっと座り心地の良いPCチェアがあれば。インスピレーションが降りてきてくれさえしたら。そうすればささーっと光の速さで書けるのに!ね?

この本では残念ながら(?)まず最初に「たくさん書きたいのなら、そんな言い訳はダメ!」と書かれています(笑)。

書かなくてはいけないのに書けないのは、書くという習慣がないから。最後まで読んでみて、この現実に向き合うことがたくさん書くための第一歩なのだなと感じました。執筆目標時間を決め、進捗を管理し、書くことを自分に強制して毎日少しずつでも書き進めることができれば、「これ、書き上げられるんだろうか?」と不安になることもないし、「ううう、書けない!」と思い悩む時間よりはるかに多くの時間を執筆に費やすことができるのだそうです。そういえばスティーヴン・キングも『On Writing: A Memoir of the Craft(邦題『書くことについて』)』で、小説家を目指す読者に「とにかく読んで、とにかく書くこと」という言葉をアドバイスとして送っていたのを思い出します。

なんでもそうだと思うのですが、まずはやってみること。そして続けること。これが大事なのですね。

ところで、翻訳者の私には「たくさん書くためのヒント」よりも興味深くページを繰った章がありました。第5章の「文体について」です。この章では、英語で論文を書くときの単語選択のコツや句読記号の説明が分かりやすく書かれていました。特に、エヌダッシュ、エムダッシュ、ハイフン、そしてみんなの悩みの種(?!)セミコロンといった句読記号について簡潔にまとまっていて、この部分を参照すれば、正しく効果的にそれぞれの句読記号を使えそうな気がします。ちょうどこの本を読んでいる間にOxfordWords blogで「6 punctuation marks you might be using incorrectly」という記事がアップされたのですが、この記事よりも本書の説明の方が分かりやすかったな~。著者が心理学の准教授ということもあり用例は全て心理学に関係する文で、そういう意味でも私には本当にピッタリ!な章でした。

本の後半は論文や本の執筆に焦点が当てられているので、本のタイトルにある「たくさん書く」ことだけに関して言えば、前半部分が参考になるかなと思います。実際に心理学の論文を書かれる方には、論文の構成や執筆の作法が説明された第6章もとても参考になりそうですね!


  


横浜の関内で母とランチしてきました。母はガラケーを使っていて、「スマホは難しそう」といつも敬遠していたのですが、この日は「写真撮ってあげる」と私のiPhoneでカメラに初挑戦!でもコンデジのようにシャッターボタンをぐーっとしっかり押したらしく、後で気付いたら私の写真は64枚連写になっていました(笑)。それでも、「ちょっと触ってみようかな」って思ってくれたことが嬉しかったな。涼しい風の吹くお散歩日和のこの日、ランチ後は大桟橋へ。ちょうど客船が停泊していたりして、初大桟橋の母に喜んでもらえました~(^ ^)

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カテゴリ: 【5】 翻訳・語学 

テーマ: 翻訳いろいろ - ジャンル: 就職・お仕事

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Posted on 2015/05/25 Mon. 01:10    TB: --    CM: --

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