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未来貢献シンポジウム「明るい長寿社会を考える」に行ってきました 



10月24日(金)に開催された、未来貢献シンポジウム「明るい長寿社会を考える ~認知症と向き合う~」を聴講してきました。

「超高齢化社会」がすっかり日本の特徴みたいになってきましたね。

高齢者人口が増加するにつれて、認知症人口も自ずと増加していきますね。認知症になるんじゃないかと心配し始める年齢から、認知症になった家族を介護する年齢になり、そのまま健康で90歳代に突入すると、今度は遺伝や環境要因に関わらず90%超の確率で認知症になると言われているのだそうです。

寿命がのび、認知症人口が増え、国家も地域社会もますます超高齢化社会への対応が必要ですね。この日最初の基調講演のテーマは「社会全体で認知症の人びとを支える地域づくりのために」でした。もちろん専門医や介護施設なんかも大事ですが、それと同時に、地域に暮らす人々の認知症に対する理解も重要ですね。各地方自治体で「認知症サポーター」の養成等行われていますが(私も認知症サポーターです^^)、認知症について多少でも理解があれば、適切に対応することが可能になるのではないかと期待できますね。

そうそう、地域づくりの話題からはちょっとそれてしまいますが、講演者によれば、勉強する習慣のある人は認知の衰えが遅いのだそうですよ。子供のころから勉強している場合は特にそうなのだそうです。あと、頭を使いながら体を動かすと記憶の向上に役立つのだそうで、「コグニサイズ」の紹介もありました。コグニサイズの実践動画を観ながら、「右手で△、左手で□を描くようなエクササイズもコグニサイズに近いのかも?」と思いましたがどうでしょう?

2つ目の基調講演は「介護から学んだ大切なこと」をテーマに、エッセイストの安藤 和津氏が、認知症を患った自身の母親との日々を語ってくださいました。ある日お母様の性格が一変し、それが原因で何度となく衝突を繰り返し、そして認知症診断。そこからは「最高の幕引きを実現するため、そして後悔しないため」の介護生活、という流れでした。家族が献身的に介護、みたいな感じで書くとなんか美しいお話っぽいですが、その内容は壮絶でした。介護生活中にはうつ病も患ったそうです。そんな介護経験を経た安藤氏からは「介護サービスに頼れるところは頼りつつ、患者に愛情を注ぎましょう」というアドバイスがありました。

最後はパネルディスカッション。テーマは「認知症と向き合う明るい社会を目指して」でした。先ほどの基調講演でもありましたが、家族が認知症になった場合は、ショートステイ、ヘルパーさん、デイケアといったサービスをうまく組み合わせて利用することが大切というお話がありました。また、家族が介護とはいっても、家族は家族。介護のプロでないことが殆どですよね。だから、「体のケアはプロに任せ、心のケアは家族が担当」みたいな感じが良いのかもしれません。まずは、家族が認知症と診断されたら、恥ずかしいなどと思わずに、受けられる援助を探し助けを求めるのが良さそうです。そうそう、安藤氏からはとても重要なアドバイスが。それは「介護する側もされる側も、足腰をしっかり鍛えて、太りすぎないようにしましょう」でした。安藤氏は肥満気味のお母様の体を支えきれず、介護生活の中で3回も肩を脱臼したそうです・・・。

ディスカッションのテーマからはそれますが、最後に認知症の予防について。

認知症は遺伝するにはするらしいです。でもそれ以上に、環境要因の方が重要なのだそう。そして、予防には、運動、栄養、知的活動が良いらしいですよ。生活習慣病はキケンだそうです。認知症のリスクも増加するし、認知症の診断を受けた後は、生活習慣病が認知症を悪化させてしまうのだそう(認知症に障害されていない脳の部分を、生活習慣病がダメにしてしまうため)。そういえばパネリストの方が「糖尿病が認知症の根本原因として注目され始めている」と言っていたのが印象的でした。これまで何度か認知症関連のセミナーを聴講していますが、そういえば「糖尿病」という言葉を聞かない認知症セミナーってこれまでなかったかも。そのくらい認知症と糖尿病は関係が深いのかもしれませんね。またどこかでお話が聞けるといいな。

この日は、厚生労働省の認知症・虐待防止対策推進室長、 国立長寿医療研究センター長、エッセイスト、そして認知症の人と家族の会 理事と、様々な立場の方から認知症についてのお話を聞くことができました。

それにしても、一口に「認知症」といっても色んな側面がありますね。私はもともとBPSD(認知症の行動心理症状)に興味があったのですが、最近、介護も興味深い分野だと考えるようになりました。

こうしてセミナーに行くたびに、学びたいことがどんどん増えてしまいます。嬉しい悩みです(^^)。
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カテゴリ: 【3】 認知症 

テーマ: 認知症いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2014/11/02 Sun. 01:44    TB: --    CM: --

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