【自分メモ】

フリーランス翻訳者の読書メモ

04« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

『How to Tell a Sociopath from a Psychopath』 


Psychology Today 2014年1月22日付の記事『How to Tell a Sociopath from a Psychopath』を読みました。
日本でももうおなじみの言葉になりましたね。「サイコパス」と「ソシオパス」。

世の中、本来の意味を置き去りにしてイメージばかりが独り歩きする言葉ってたくさんあると思うのですが、サイコパスとかソシオパスも例外ではありません。「サイコパスとかソシオパスって冷酷極まりない連続殺人犯なんでしょ?」みたいな感じで語られちゃうことが多いし、ちょっと怖いことをいう人を「サイコパス~」と揶揄する人もチラホラいたりしますね。それについての私個人の感想はともかく、言葉の認知度が高まったのは事実かなと思います。

サイコパスとかソシオパスはそれぞれ精神病質者、社会病質者という訳語が充てられていて、どっちにしても反社会性人格障害を持つ人なわけですが、サイコパスとソシオパスって違うの? どう違うの? という疑問に答えているのがこの記事です。

私自身、色んな本を読んだりサイトを見たりしていると「サイコパスとソシオパスは基本的には同じ」という記述も「サイコパスとソシオパスは厳密にいうと違う」という記述も見かけます。いつかどこかで聞いた話だと「過去にはサイコパスは先天的(つまり遺伝が原因)でソシオパスは後天的(つまり環境が原因)と分けて考えられていたけれど、ここ数十年間はどちらも同じ意味で使われている」だったような記憶です。

今回この記事を読んでみたところ、両者の違いがとても明確になっていました。先天的と後天的というくくりだけでなく、実際の性格や言動がどう違うのかというところまで書かれていて「へー、へー」と思いながら読みました。記事には色々書いてありましたが、思いっきりかいつまんで言うと、ソシオパスはキレやすく、サイコパスは人を操るのが上手。ソシオパスによる犯罪は衝動的になりがちで、サイコパスによる犯罪は慎重に計画が練られている、といった感じです。そういえばこの傾向は、以前読んだ『良心をもたない人たち (原題:The Sociopath Next Door)』 や『社内の「知的確信犯」を探し出せ (原題:Snakes in Suits: When Psychopaths Go to Work)』を思い返してみると、納得です。

サイコパスもソシオパスも反社会性人格障害を持つ人というくくりなので、例えば、罪悪感や良心の呵責といった感情を持つことができないとか、他人の権利を尊重しないといった共通する性質はあります。でも、それがどのような言動として表面化するのかは、サイコパスとソシオパスで異なるということなのですね(ふむふむ)。

ちなみにこの記事を書いたScott Bonn博士は、米国ニュージャージー州にあるドルー大学の犯罪心理学教授。Psychology Todayウェブサイトには同氏の「Wicked Deeds」というコーナーがあって、サイコパス、ソシオパス、犯罪心理学に関する興味深い記事がたくさん掲載されています。皆様も興味があればぜひ♪
関連記事

カテゴリ: 【2】 サイコパス 

テーマ: 心理学いろいろ - ジャンル: 心と身体

[edit]

Posted on 2014/10/07 Tue. 12:58    TB: --    CM: --

Greetings!

Categories

Recent entries

Archive

Now on Instagram

Twitter

My bookshelf

Recommended books for you

Search in this blog

Send mail