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『いい初夢の見方』 

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先日たまたま目を通したとある雑誌に、『いい初夢の見方』という記事がありました。
『いい初夢の見方』は、江戸川大学社会学部人間心理学科の松田英子教授による記事でした。いい初夢を見るにはどうしたら良いのかという具体的なポイントは実は記事の最後でチラリと言及されているだけでして、記事のほとんどは夢のメカニズムについてのざっくりとした説明に費やされていました。でも、それはそれで興味深かったので、内容を軽く紹介したいと思います。

まず、夢について。

昔は「神様のお告げ」と信じられてた夢ですが、19世紀末頃までには「睡眠にくっついてくるオマケというかゴミ」的なものと考えられるようになり、フロイトの時代(20世紀初め)になると、「そのオマケには個人の世界観が反映されている」という説に発展したそうです。20世紀半ばになるとさらに研究が進んで、「睡眠中に記憶情報が整理されるとそれが夢として脳内で上映される」という科学的なメカニズムが分かってきたんだそうです。

では、その「メカニズム」について。

この記事によるとですね、睡眠サイクルがレム睡眠に移行すると、脊髄と大脳をつなぐ脳幹網様体が活性化して、生まれてからこれまでの記憶にアクセスするんだそうです。いろんなカテゴリに分類された記憶が次々にアクセスされて、それら記憶が合成されると、「夢」になるんだそうですよ。さらに、それぞれの夢素材にはその人の体験をベースにした意味が与えられているのだそう。面白いですね。というか、夢の仕様ってかなり複雑なのですねえ。

夢は、心配性な人や繊細な人ほどよく覚えているらしく、また、普段心配性とかでなくても、たまたま心配事があったりすると、その時に見た夢は覚えているとか。焦ってる夢なんかが典型的ですよね。私も(何度も)見たことあります、遅刻する夢とか・・・

どんな夢をよく覚えているかには、その人の性格が表れるとも記事にはありました。以下抜粋します。

"... 外向性で、協調性のある人は「楽しい夢」をよく覚えていますし、情緒が不安定になりやすい人は「悲しい夢」「不安な夢」「奇怪な夢」「不快な夢」をよく覚えています。このような性格は、処理される記憶情報とその情報に対する感情に関連があると推測されます。"

うん、なんというか、そうだろうな、と納得する説明ですね。ちなみに、目覚ましを使って目覚めるよりも、自然に目覚めた方が夢をよく思い出せると記事にあるけど、そうなのかな。

と、夢についての情報が揃ったところで、「いい初夢の見方」なのですが、ここまでの説明を読めば、結論は見えてきちゃいますね。「気がかりなことがあるのであれば、解決策を見出しておく」です。これだけでも、イヤな夢を見る確率は下がるのだろうとは思います。問題は、年越しまでに実現できるかどうかなのでしょうけれど。

ところで。この記事では触れられていないけど、外的刺激もある程度夢の内容に取り込まれると思うんですよね。私自身の経験で言うと、大きな音だったり、何かと接触した時の感触だったりが、夢に反映されたことがありました。もちろん、それを考慮に入れ始めちゃうと良い夢を見るための条件を満たすのってずごく難しくなっちゃうと思うんだけど、それでも、初夢、いいのが見れたら嬉しいですよね。

この雑誌記事は正直なところ記事のタイトルと関係のない内容ではありましたが、短いのでさらっと読めるし(見開き2ページでした)、夢のメカニズムがざっくりと分かりやすく解説されていて、読んでいて楽しかったです。

それにしてもあっという間に、世の中は年末に向かってまっしぐら。
もうすぐクリスマスだし、それが終わった瞬間、次は新年を迎える準備ですねー。

年賀状、どうしよう。ピンチ。
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カテゴリ: 【7】 よもやま話

テーマ: 心理学いろいろ - ジャンル: 心と身体

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Posted on 2012/12/20 Thu. 17:25    TB: --    CM: --

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